「つづくみそ」について

長期熟成味噌「つづくみそ」は、低温下で24ヶ月（2年）以上という長い長い時間、発酵・熟成させるなど、職人たちの手間をひとしお掛けられて作られます。
蔵出し（仕込み桶から取り出すこと）してからもその発酵はつづき、味噌を食するその瞬間まで、芳醇な香りを重ねて 発酵しつづけ、今もなお、味噌が生きていることを、ダイレクトに感じさせてくれる味噌です。
だから「つづくみそ」。


コクと深みのある味わいと、甘くて芳醇な香り

低温下でのみ長期熟成することにより、その温度帯で活動する酵母や乳酸菌のみが味を形成することで、他の味噌に無い、特徴のあるお味噌になっています。
麹歩合7歩のため辛口に当たりますが、それなのに香りは甘くて芳醇であり、そのギャップがこのお味噌の魅力です。
また、本来24ヶ月以上も発酵・熟成させればクセが強くなりますが、「つづくみそ」はクセが少なく、しかし長い熟成期間で塩慣れし、まろやかな味わいにもなっています。
香りが強いため、普段の味噌料理に、本品をちょっとだけ加えるだけ加えるだけでも存在感を放ちます。
例えば、お味噌汁に入れるお味噌（普段使用するお味噌）を２割ほど減らし、そのぶん本品を入れる。これだけでその料理に深みを生むことができます。


「つづくみそ」は生みそ

「つづく」は樽から出し、そのまま詰めている生みそです。漉しておりませんので、お味噌の中に米麹と大豆の粒が残っており、素材の味を感じることができます。
したがって味噌汁を飲み干した際に大豆の粒が残ります。これが好きなかたにはそのまま溶かし入れていただくことができますが、苦手なかたは、こし器で漉して作ることをオススメいたします。



「つづくみそ」は無添加
「つづくみそ」はアルコール（酒精）すら添加していない無添加です。加藤兵太郎商店では「つづくみそ」と「神奈川ブレンド」以外の味噌にはアルコール（酒精）を添加しております。
アルコール（酒精）を添加しないと、味噌の発酵によって袋が膨張してしまうためです。
しかし、「つづくみそ」に関してましては、空気がわずかに抜ける容器を使用することで解決し、無添加にしました。そのため、発酵が続いている商品となります。
日々少しづつ味が変わってしまいますので、出来る限り冷蔵庫または冷凍庫で保管していただくことをオススメします。そうすることで、発酵・熟成をある程度抑えることができます。
しかしながら、味の変化の過程を楽しむのも一興かもしれません。
発酵が「つづくみそ」を是非ご賞味ください。


毎月数量限定
少量生産のため、以前は一般には出荷しておらず、「こだわり」という名前で蔵元直売店の量り売りのみで販売しておりました。

しかし、お客様からの要望が多かったこともあり、2015年10月より、「長期熟成」としてホームページと一部の小売店様のみで販売を開始しました。
そして2020年に「つづくみそ」として生まれ変わり、以前より生産量を増やしてはいるものの、依然少量生産のため、毎月数量限定のお味噌です。ご注文される方はできるだけ早めをおすすめいたします。